色調を明るくすれば親しみやすくなる
のぼり旗をつくるときには、書かれている文字やイラストも重要ですが、
配色もよく考えなければいけない要素です。
色調によって、見る人に与える印象は大きく変わります。
高級レストランやデパートなど、格式のあるお店ののぼり旗ならば
高級感とか格調高い雰囲気を出したほうが良いので、色合いの濃い
ディープトーン、ダークトーンが最適です。
それとは反対に、幅広い人に利用してほしい雑貨店やファミレスなどであれば、
もっとカジュアルで親しみやすい雰囲気を出すためにブライトトーンを採用したほうが良いです。
ブライトトーンとはどんな色かというと、彩度の高い鮮やかな色に少量の白を混ぜた色です。
洋服とかだと明るすぎると感じる人もいるでしょうが、注目を浴びることが目的ののぼり旗であれば
それが良い効果を生み出します。
色調で多くの人を歓迎しているというメッセージを送れば、集客効果が高まり売上が増えるでしょう。
具体的にどの色を使うのかは、お店のイメージカラーや宣伝したい商品によって決めるべきです。
ただ一つ注意しなければいけないのが、宣伝したい文字やイラストを邪魔しない色にしたほうが良いです。
せっかく注目を集めても、何が書いてあるのかわかりにくいと意味がありません。
誰に注目してほしいのかを考えよう
のぼり旗の配色は、誰がそれを見るのかということを考えることが重要です。
つまり、誰に向けて宣伝をしたいのかというターゲットを決めなければ、最適な配色はできません。
飲食店であればランチタイムを利用するサラリーマンやOLがメインターゲットになります。
サラリーマンやOLは限られた時間、限られた予算で昼食を取ろうとしています。
それに合わせるのぼり旗の配色が求められます。
利用しやすくするためにはブライトトーンのようなカジュアルさを感じさせる色合いが効果的ですし、
安さを強調したいのであれば赤や黄色のような派手に注目を集める色にすると良いです。
また、時間帯が変化すれば客層がサラリーマンやOLから主婦や学生へと変わっていくお店もあります。
状況に合わせて、最適なのぼり旗を設置できるように複数種類を作っておくと安心です。
交換する手間はかかるかもしれませんが、常に効果の高い宣伝ができれば苦労は報われます。
ということで、職業・年齢・性別など客層をよく分析することが、のぼり旗を設置するために必要となる最初の準備です。
新規開店であれば、同じようなお店を利用している客層を調べてみましょう。